ネット証券大手の松井証券は、100年以上にわたる歴史を有する証券会社です。
FXも提供しており、わずか100円からの取引が可能です。
以前と比べ、少額取引に対応したFX取引所は増えてきましたが、最小単位である「1通貨」に対応している選択肢を検討するなら、松井証券は最適な選択肢と言えるでしょう。
この記事では、MATSUIFXの口座開設手順、必要な書類、審査基準、キャンペーン情報、メリット・デメリット、口座開設に関する問題やその対処法についてまとめました。
松井証券 MATSUI FX口座開設から取引までの流れ
松井証券 MATSUI FXの口座開設は最短5分で完了します。
スマートフォンを使用した「eKYC」を活用することで、オンライン上で本人確認を行い、口座開設を最短即日で完了することができます。
STEP01.申込み
下記のボタンから、松井証券 MATSUI FXの公式ウェブサイトにアクセスし、「FX口座開設はこちら」のボタンをクリック。
STEP02.メールアドレスの登録
「FX専用口座開設」の画面が表示されますので、メールアドレスを記入したら、「反社会的勢力でないことへの確約に同意する」にチェックを入れてください。このチェックを入れずに進むことはできませんので、必ずチェックを付けてください。チェックを入れたら、「送信する」ボタンをクリックします。
STEP03.個人情報の入力
STEP02.の画面で入力したメールアドレスに、タイトルが「【松井証券】口座開設手続きのご案内 ～24時間以内にお手続きください～」となるメールが送信されます。
そのメールに記載されたURLをクリックし、氏名や生年月日、住所などの情報を入力してください。
STEP04.その他の口座開設情報の入力
職業や勤務先、入金先銀行や特定口座、投資方針などを入力します。全て入力したら、「確認画面へ」ボタンをクリックします。
STEP05.確認書類のアップロード
確認書類のアップロード画面が表示されるので、マイナンバー書類のうち、通知カード、マイナンバーカード、マイナンバー付き住民票のいずれかにチェックします。
下にアップロード画面が表示されますので、マイナンバー確認書類をアップしましょう。
STEP06.口座開設完了
口座開設が完了したら、「パスワード・取引暗証番号の設定方法」のお知らせがメールで届き、最短即日で利用することができます。
必要書類
マイナンバー確認書類
- マイナンバーカード（表面・裏面）
- 通知カード（表面・裏面）
- マイナンバー記載の住民票（表面・裏面）
本人確認書類
マイナンバーカードがある場合は、他の本人確認書類の提出は求められませんが、通知カードや住民票だけの場合は、身分証明書の提出が必要です。下記のいずれか1点を準備しましょう。
- 運転免許証（表面・裏面）
- カード型保険証（氏名・住所・生年月日の記載があるもの）
- 紙型保険証（氏名・住所・生年月日の記載があるもの）
- 住民票の写し（氏名・住所・生年月日・交付日の記載があるもの）
- 印鑑登録証明書
- 住民基本台帳カード（氏名・住所・生年月日の記載があるもの、裏面に記載事項あれば両面必要）
- 在留カード（表面・裏面必要）
- 特別永住者証明書（表面・裏面必要）
- 戸籍謄本・戸籍抄本（氏名・住所・生年月日の記載があるもの）
＊続柄・公印のあるページも必要
マイナンバーカードと本人確認書類の組み合わせ
| マイナンバーカード | 本人確認書類 |
|---|---|
| マイナンバーカード(個人番号カード)の裏表 | 不要 |
| マイナンバー通知カード （裏側に記載がある場合は、表面だけでなく裏面も必要） | 【1種類必要】 運転免許証、住民基本台帳カード 【2種類必要】 健康保険証、印鑑登録証明書、住民票 |
| マイナンバー付の住民票または住民票記載事項証明書 |
審査基準
松井証券 MATSUI FXでは、一般的な審査基準が適用されます。
口座開設の審査基準は公には公表されていません。これは他の多くの国内・海外FX業者と同様であり、審査基準の具体的な内容については公には明らかにされることはほとんどありません。また、お問い合わせしても、審査基準に関する情報を提供してくれることはほぼありません。
審査基準を公にしない背景には、一部の利用者が審査基準に合わせるために虚偽の情報を提供する可能性があるためです。
キャンペーン情報
松井証券 MATSUI FXでは、キャッシュバックキャンペーンなど、定期的にキャンペーンが実施されていますので、ウェブサイトで最新情報を確認してみてください。
メリット・デメリット
それでは松井証券 MATSUI FXのメリット・デメリットを順に見ていきましょう。
メリット
メリット① 少額から取引ができる
MATSUI FXの最大の特徴であり大きな利点と言えるのはやはり、最低取引単位がわずか1通貨であることです。
一般的なFX口座の中には、最低取引単位が1万通貨や1,000通貨であり、レバレッジが25倍に設定されているものが多いです。MATSUI FXでは、レバレッジをかけずに100円から、レバレッジを25倍にするとわずか5円から取引が可能です。損失が生じた場合でも、大きな影響を受けることはありません。
リスクを最小限にしたいFX初心者の方にとって、MATSUI FXは非常に適したFX口座と言えるでしょう。
メリット② レバレッジが変更可能
MATSUI FXでは、レバレッジの設定が1倍、5倍、10倍、25倍の中から自身で選択できます。
多くのFX口座がレバレッジを25倍に固定している中で、自分に適したレバレッジ倍率を選ぶことができるのは嬉しいメリットです。
メリット③ スプレッドが最狭水準
新FX取引において発生する唯一のコストはスプレッドです。
MATSUI FXは、スプレッドが非常に狭いと評価されている他の優良なFX口座と同等レベルのスプレッドを提供しています。
メリット④ LINEと連携している
MATSUI FXの公式LINEアカウントを友だち追加することで、FXに関する情報をLINEで受け取ることができます。
専用のアプリを開く必要なく、経済指標や為替レートの通知、ニュースなどがLINEでタイムリーに受け取れるため、取引のタイミングを見逃すことがありません。
メリット⑤ スキャルピングが可能
一部のFX業者では、「スキャルピング」と呼ばれる短時間での小規模な取引を繰り返すトレード手法を制限していることがあります。
しかし、松井証券のFXでは、スキャルピングが許容されています。松井証券のFXが公表している取引規約である「外国為替証拠金取引(FX)取引規程」には、「スキャルピング」という言葉による制約は見当たりません。
取引規程にはサービスに大きな影響を及ぼすような短時間で連続して行われる大量なトレードについては、利用停止になる可能性があると記載がありますが、一般のトレーダーが短時間で小規模な取引を行う場合、取引規程に違反することは非常に考えにくいでしょう。
デメリット
デメリット① 通貨ペア数が少ない
FX業者によって取り扱う通貨ペアの数は異なり、多くの場合50通貨ペア以上を提供している業者もあります。
一方で、松井証券のFXは通貨ペアの数が「20ペア」と比較的少ない部類に入ります。しかしながら、「米ドル／円」や「ルコリラ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」「豪ドル／円」といった、FXトレーダーに人気のある通貨ペアは取り扱っているため、多くのユーザーにとっては気になることは少ないでしょう。
デメリット③ スワップポイントが平均的
FX口座を選ぶ際、スワップポイントに注目している方もいらっしゃるかと思います。 しかし、MATSUI FXのスワップポイントは平均的な水準と言えます。 FX投資を長期的な視点で考えている方々にとって、この点は評価が分かれるかもしれません。
スワップポイントを重視するトレーダーは、複数のFX口座を使い分けてみることも検討してみてはいかがでしょう。
デメリット② デモトレード口座がない
松井証券のFXでは、デモトレード口座の提供がありません。無料でFXの練習を行い、その後本番のトレードに移りたいとお考えの方には、現在の状況では向かないかもしれません。
しかし、松井証券のFXでは最小単位である1通貨からトレードが可能です。このため、わずかな金額で取引を始め、リスクを最小限に抑えた取引が可能です。実際に自分の資金で取引を行うことによって、デモトレードよりも実践的なトレード経験を積むことができます。そのため、本格的にFXを始めようとするトレーダーにとっては、デモトレードができないという制約はあまり大きなデメリットにはならない可能性があります。
まとめ
テレビCMなどでもお馴染みの松井証券のFXについて、その特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しました。
松井証券のFXは、レバレッジを選択できる点や取引コストが低い点が特に魅力的です。これらの点から、初心者の方にとっては非常におすすめの証券会社と言えるでしょう。
しかし、松井証券のFXを利用する際には、そのメリット・デメリットをしっかりと吟味してから口座開設を検討してみることをお勧めします。
FXは多くのメリットがあり、魅力的なチャンスも存在しますが、同時にリスクも潜んでいます。そのため、自身に合った証券会社を選ぶことが非常に重要です。
